この記事では、ダウ理論についてわかりやすく解説しています。
6つの法則を理解するだけでは不十分です。
トレンド転換の定義や実際の活用方法までわかるようになります。
FXで勝てない人、最短最速で勝ち組トレーダーになりたい人は最後までご覧ください。
突然ですが、あなたはこのような悩みを抱えていませんか?
心当たりのある方が多いのではないでしょうか?
このような状況に陥る最大の原因は「ダウ理論の定義を理解していない」からです。
ダウ理論は”コンパス”のように指針の役割を果たしています。
このコンパスを持たずに感覚だけを頼りにトレードしていれば、遅かれ早かれ路頭に迷うのは目に見えています。
逆に、ダウ理論という名のコンパスを上手く活用できれば、あなたが望む方向に進むことができるでしょう。
トレンドの定義を言語化した理論
ダウ理論はFXをする上で知っておかないとヤバい理論です。
しかし「名前は聞いたことあるけど具体的には説明できない」という人が意外と多いのではないでしょうか?
ダウ理論を一言で表すなら「トレンドの定義を言語化した理論」です。
トレンドの方向性というのはとても重要です。
なぜならFXは「トレンドの波に乗って取引した方が勝ちやすい」という性質があるからです。
その理由は後ほど詳しく解説します。
突然ですが、あなたに質問です。
こちらの図を見て相場が上昇トレンドか?
それとも下降トレンドか?
どっちの方向を向いているのかわかりますか?
正解は「下降トレンド」です。
誰が見ても明らかに下がっているので感覚的にわかったと思います。
では、実際のチャートをお見せします。
丸印の時点でトレンドはどっちの方向を向いているでしょうか?
上昇ですか?
それとも下降ですか?
正解は「下降トレンド」です。
実はチャートの青枠部分を切り取って出題したのが1問目の問題です。
つまり、2つの問題の中身は全く同じです。
1問目は合っていたけど2問目は間違っていたという人は、実際のチャートを見た時に「正しいトレンドの認識ができていない」ということです。
「トレンドに順張りする」というルールを知っていても、認識そのものが間違っていたら元も子もありません。
実際のチャートから正しいトレンド方向を読み取れるように、これからお伝えするトレンドの定義をしっかりと頭に入れておいてください。
ダウ理論が相場で機能する理由
これから本題に入る前に、大事なことを手短にお伝えします。
ダウ理論がFXの市場で機能する理由をあなたはご存知ですか?
移動平均線や水平線が市場で機能する理由も全く同じです。
例えば、”FX龍王式ドラゴン理論”というダサい名前の理論を開発しても「一部の人」しか知らなければ機能しませんよね?
なぜなら誰もFX龍王式ドラゴン理論の存在を知らないからです。
対して、ダウ理論は100年以上の歴史があります。
元々は株式市場の分析のために開発された理論ですが、世界中の投資家たちは全員知っています。
要するに「大勢の人たちがダウ理論を意識しているから機能する」という仕組みです。
移動平均線も多くの人が意識しているから、ラインにタッチしたら反発します。
水平線も多くの売買注文が集まっている値にラインを引くことで機能するわけです。
このように自分視点だけでなく「大衆はどのように相場を見ているのか?」という考え方はとても大切なので覚えておいてください。
トレンドの定義(仕組み)
前置きが長くなりましたが、これから本題に入ります。
ダウ理論では、高値と安値が連続して切り上がっている状態を”上昇トレンド”、高値と安値が連続して切り下がっている状態を”下降トレンド”と定義しています。
この原理原則は我々が生きている間に変わることはないので忘れないでください。
トレンドの定義を理解することで「トレンドが切り替わるタイミング」もわかるようになります。
勘の良い方なら既にお気付きかもしれませんが、赤から青に色が変化しているのがトレンドの切り替わるタイミングです。
図にも書きましたが、最高値の起点となる安値のことを”押し安値”、最安値の起点となる高値のことを”戻り高値”と言います。
その他の高値や安値はトレンドの方向性を定義する上では関係ありません。
ここまではよろしいでしょうか?
冒頭でも触れましたが、FXは「トレンドの波に乗って取引した方が勝ちやすい」という性質があります。
その理由は「トレンドは明確な転換シグナルが出るまで継続する」と、こちらもダウ理論で定義されているからです。
2024年4月25日、34年ぶりにドル円が1ドル155円に到達してネットは連日大騒ぎでした。
ロングポジションを保有しているだけで、毎日チャリンチャリンとお金が入ってくるわかりやすい上昇トレンド相場でした。
このような状況で一番やってはいけないことが「根拠のない逆張り」です。
「キリ番だし天井っぽいから155円で反発しそう」とか「日銀の介入がそろそろ入るでしょ」みたいな感じで逆張りするのはただのギャンブルです。
そもそも明確な転換シグナルが出ていない状況でトレンドに逆らってはいけません。
仮にまぐれで利益が出ても再現性がないので「勝負に勝って試合に負けた」ようなものです。
過去の私のように逆張りに味を占めて勘違いする人も一定数いると思うのでご注意ください。
ただのビギナーズラックです。
明確な転換シグナル
ちなみに「明確な転換シグナル」というのは、最高値の起点である押し安値を下抜けしたタイミングです。
緑の水平線はトレンドが継続するか、否かを判断する重要な分岐点です。
大勢の人たちに意識されているラインなので反発しやすくなっています。
相場が押し安値より上で推移している限り、ダウ理論の考え方では買いゾーンとなるので逆張りのショートは原則NGです。
逆に、押し安値を下回った時点で売りゾーンに突入するので、目線をロングからショートに切り替えなければなりません。
これがダウ理論という名のコンパスの正しい活用方法です。
今後はこのコンパスの指針に従ってトレードするようにしてください。
トレンドは時間軸によって異なる
余談ですが「トレンドに順張りする」というのは、実はものすごく意味が曖昧です。
これから面白い比較画像をお見せします。
日足は1日1本ローソク足が確定するのに対して、5分足は1日288本のローソク足が形成されます。
日足目線ではたった1本のローソク足でも、5分足目線だとあらゆる物語が想像できるローソク足の集合体になっていますよね。
要するに、日足に対してショートで順張りしたつもりでも、5分足に対しては逆張りになっている可能性があるわけです。
このように相場は常に順張りと逆張りが入り混じった状態になっています。
むしろ全ての時間軸が同じ方向を向いている方が稀です。
だからこそ「どの時間軸に対してトレンドフォロー(順張り)するのか?」という基準を事前に決めておくことが重要になってくるわけです。
目の前のトレンドに順張りするだけで勝てるほどFXは甘くありません。
短期足と長期足のトレンド方向を把握して、俯瞰的に相場状況を見る必要があります。
このような考え方をMTF分析(マルチタイムフレーム分析)と言います。
後日、MTF分析に関するnoteを書く予定なのでお待ちください。
ダウ理論の注意点
ダウ理論のまとめです。
よければ保存しておいてください。
最後に重要なことをお伝えします。
ダウ理論はFXをする上で知っておかないとヤバい理論ですが”完璧”ではありません。
ややこしくなるので今回は割愛しましたが、ダウ理論には「注意点」があります。
この注意点を知らないが故にFXで退場する人がとても多いです。
ダウ理論の注意点に関するスライド枚数40枚越えの渾身の動画を作りました。
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